土砂崩れの恐ろしさ

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今月はとても寒い日が続いて、関東でも少し雪が降る日もありましたね〜。

皆さん体調は崩していないでしょうか。

コロナの話をあまり耳にすることがなくなったと思っていたら、能登半島地震の被害に遭われた方達の中で少し蔓延しているみたいです😓

災害の復興も大変な中、雪やコロナといった別のことで悩むのは本当に辛いと思います。


前回もブログに書かせていただきましたが、注意喚起のためにもう一度。

個人的に支援物資を運ぶのは今はやめましょう。

土地勘もない状態で行くのはとても危険ですし、救急車両が多く通る中で大変迷惑になります。

助けたい気持ちはとても素敵ですが、今は別の形で支援しましょう。

また支援物資も届いているみたいですが、中には消費期限切れのものや不良品などが届いているみたいです。

千羽鶴も送られたみたいですが、気持ちはとても素敵なんですが今は邪魔になってしまうみたいです。

皆さんが助けたいという思いで送ってる事も被災された方たちはわかっていると思います。

ですが、今の状況で必要なものは現地の方しかわかりません。

数日すれば欲しい支援物資も変わってくるとニュースにも載っていました。

私たちが送っている間に必要なものが変わってしまったら意味がなくなってしまいます。


事実、一番効果的であり一番役に立つのは募金だと思います。

皆さんの助けたい気持ちをお金に変えて募金しましょう🙌

きっとそのお金が誰かの役に立つ時が来ますよ!



ブログの本題に入りますが、今回は土砂災害について。

令和6年能登半島地震でも雪や雨の影響で土砂災害が発生しています。東日本大震災の時にも土砂崩れは発生しました。

ニュースなどで皆さんも目にしたと思います。


映像を見るだけで危険なことは十分に伝わりますし、でも実際に見た事や経験したことがないからわからない方がほとんどだと思います。

今回は土砂災害の恐ろしさ、危険性についてのお話です。

いつか自分の近くで起きる可能性を想定して読んでみてください👍


日本は世界の中で土砂災害の発生率が4位に位置しています。ではなぜこんなにも土砂災害が多いんでしょうか。

日本列島の地形や地質・気象などの自然条件が大きな原因となってます。

発生原因は大雨・地震・火山の噴火です。その中でも地震が多い日本では地震が大きな要因になっています。

確かに今回の能登半島地震でも土砂災害警報が発令されていましたね。


日本で起こりやすい土砂災害。問題の一つとなるのが土砂災害のハザードマップがありますが、これが中々予測不可能だということです。

地形のUP/DOWNが激しいことや入り組んでいる場所が多いことからハザードマップを用意してても被害に遭う方が多くいます。

もちろん意味がないわけではなく、ただ予測がとても難しいため正確なものとは言えません。

そのため最終的には自分で知識をつけて最善の行動をすることが求められます。

そのために今回は土砂災害について詳しくなり、自分で自分や家族・友人を守れるようになりましょう。



まずは土砂災害の種類についてです。

皆さんもニュースなどで耳にしたことがあるかもしれませんが、「土石流」「地滑り」「崖崩れ」この三つに大きく分類されます。

この三つについてまずは解説していきます。


・土石流

土石流は山や谷の土砂が大雨などで崩れ、水と混じりドロドロになりものすごい勢いで麓に流れ込んで来る事です。

「山津波」と呼ばれるほどの勢いがあります。

一番は大雨で起きることが多く、雪国では雪どけ水が原因で起こったりもします。

土石流が発生しやすい場所は山から流れる勾配の急な谷川で、川岸や川の上流に崩れやすい土砂がたくさんある場所です。

谷の出口に大きな石がゴロゴロ落ちているところは過去に土石流が発生した可能性が高い場所になるので注意が必要です。


土石流の流れ方は大きな岩を先頭に、車と同じようなスピード(時速40~50km)で谷を削りながら流れ下ります。

通り道にある大きな岩や大木を巻き込み、谷の出口で扇形に広がります。

勾配が緩やかになると徐々にスピードを落とし止まりますが、止まった場所には大きな岩などが溜まってきます。



・地滑り

地滑りは緩めの斜面が広い範囲にわたって、滑り落ちていく現象を指します。

家や田畑なども一緒に大きな地面の塊として動いてしまいます。

地滑りの動くスピードは一日に数ミリ程度の目では分からない程ですが、一気に数メートル動く場合があることが危ない要因です。

また何十年もかけて少しずつ滑っていくものもあれば、地震などで一気に滑るタイプもあります。

地滑りは動く範囲が広いため、一度の大きな地滑りで家や田畑・道路・鉄道などに大きな被害が出てしまいます。

地滑りが川をせき止めると、溜まった水が一気に土砂を押し流してしまい、土石流も発生する場合もあります。


起きる仕組みとしては場所によって違いますが、ほとんどが次のような形で発生します。

地面は性質の違う土や石がいくつも重なってできています。

地層の中には水をよく通す層と通しにくい層が存在します。

雨が降ったり、雪が溶けると大量の水が「水を通しにくい地層」の上に溜まります。するとその地層より上の地面が溜まった水の浮力で持ち上げられます。

そこが斜面であれば地面は塊のままゆっくりと下へ滑っていきます。

これが地滑りです。



・崖崩れ

崖崩れは斜面が突然崩れ落ちる現象です。

主に地震や大雨が起きる原因になりやすいです。

崖崩れの怖いところはなんの前触れもなく急に起こる可能性があることです。

さらに崩れるスピード地滑りと比べてもかなり早く、発生してからの避難では間に合いません。


緩やかな土地では起きにくく、急な斜面に対して地震や大雨が発生した場合に崖崩れが起きます。



ここまで三つの特徴を話していきましたが、どれも危険なことには間違いありません。

その中でも、土石流と崖崩れはスピードがあるため到達時間がとても早いです。

でもだからといって逃げれないわけではありません。もちろん事前の対策ともしも目の前で発生してしまった場合のことを考えて今から説明していきます。



・土砂崩れの事前対策

・避難ルートや避難場所を再確認する

地震などの災害同様、必ず家族や近所の方と避難ルートを確認しましょう。避難場所の確認も今も使用ができるのかを必ず確認しましょう。

・土砂災害危険箇所かを確認する

各都道府県が出している、土砂災害の恐れがある場所を「土砂災害危険箇所」「土砂災害危険区域」に指定しています。

国土交通省のホームページからも確認できるので、自分の地域は安全かどうかを確認しましょう。

・避難グッズを揃える

こちらは地震と一緒で災害用の避難グッズを揃えましょう。地震用のものと内容は変わらずでもいいので、まだ何も持っていない方は必ず用意しましょう。

・危険な場所を市や区に伝える

危険な場所は市や区としても対策する必要があります。

ここは危険そうな気がする。ここはもう少し崩れ始めている。などありましたら自分の住んでる場所の役所などに伝えましょう。

土砂防止ネットや土砂防止柵など何かしら検討してもらえるはずです。



今あげた事前対策は必ずやったほうがいいです。特に山地に住んでる方や川沿いに住んでる方は必ず調べましょう。

土砂崩れの警戒で調べたりすることで地震の対策にも繋がります。必ず調べましょう。



次にもしも実際に目の前で発生してしまった場合の逃げ方についてです。

急に登山中に発生した場合に逃げ方を知らないとパニックになってしまいます。知識をつけて周りの方にも教えてあげましょう。


土砂崩れの逃げ方

目の前で土石流が発生した場合は土砂の流れる方向に対して

直角に逃げましょう。

速度が速いため並行して逃げると確実に追い込まれてしまいます。

崖崩れの場合はすぐに山や崖から離れましょう。

注意報や警報等が出て避難所に向かう際、土砂災害で避難経路が断たれてしまうかもしれません。また、深夜の突然の豪雨により早期避難ができない場合があるかもしれません。

そのような場合には無理して避難所には向かわずに、高くて頑丈な建物に避難したり、川に近い場合ではより標高が高い場所を目指して避難しましょう。

これらの避難も難しい場合は、屋内避難も視野に入れて行動しましょう。なお屋外でも斜面から離れたより高いところへ避難しましょう。

お年寄りの方や小さいお子さんがいる場合には、無理に避難所は目指さず近くの建物に屋内避難を考えましょう。

少しでも高いところ・山や崖から遠いところに逃げましょう。


中々難しいですが、高くて頑丈な建物は鉄筋コンクリートの2階以上の斜面とは反対側に位置する部屋にできるだけ逃げるようにしましょう。


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